亡くなった人の銀行口座の相続は実はよく知らずに手続きしてしまうと数百万円の損になることがあります。
”自分で手続きできるでしょ”
”とりあえず銀行に相談すればいいか…”
なんて漠然と考えている場合は要注意。
知らないと損する亡くなった人の銀行口座相続の注意点をまとめました。
- 今回お話を聞いた司法書士 -
- 亡くなった人の銀行口座を相続する時の注意点 -
注意点①:銀行口座相続の書類集めは想像以上に大変!
亡くなった人の銀行口座を相続(解約)する場合、以下の書類が必要となります。
遺言書が無い場合 | 遺言書がある場合 |
①亡くなられた方の戸籍謄本 ②相続人の戸籍謄本 ③遺産分割協議書 ④相続人の印鑑証明書 ⑤相続人の実印・取引印 ⑥亡くなられた方の預金通帳・証書等 ⑦銀行所定の「相続関係届書」 | ①遺言書 ②家庭裁判所の検認が確認できる資料 ③亡くなられた方の戸籍謄本 ④受遺者・遺言執行者の印鑑証明書 ⑤遺言執行者専任審判書 ⑥受遺者・遺言執行者の実印・取引印 ⑦亡くなられた方の預金通帳・証書等 ⑧銀行所定の「相続関係届書」 |
※参考:みずほ銀行【必要書類のご準備】
個人で手続きを進めようとするとこれらの書類を全て自分で集めなければなりません。
1日で集めることは難しいですし、中には裁判所とやりとりをしなければならないものもあります。
仕事を休んで何度も書類の手続きに出向かなければいけないのは相当な負担になってしまいます。
司法書士であればこれらの書類集めを代行することができます。
裁判所とのやり取りももちろん可能なので、依頼人の負担無く手続きを進められます。
注意点②:高額な相続手続きを営業される
銀行へ口座の解約手続きに行くと、解約と合わせて「相続手続き全般を銀行に依頼しないか?」と勧められることがあります。
銀行に相続手続き(不動産の名義変更や遺産分割作成等)を依頼する場合、司法書士への直依頼と比べると費用が高額になりがちです。
この営業に乗ってしまうと損をすることがあるので注意が必要です。
※口座の解約手続き自体は無料で行えます。
-【手続き費用】司法書士なら、銀行の半額以下に -
▼亡くなった人の銀行口座相続手続きの依頼先と費用
亡くなった人の銀行口座の相続手続きの費用相場は以下の通りです。
依頼先 | 費用 |
銀行 | 60万円 |
信託銀行 | 100万円 |
司法書士 | 30万円 |
調査の結果、司法書士の場合は銀行や信託銀行に比べて半額以下で依頼ができることが判明しました。
- 司法書士が安い理由は?
相続手続きは法に基づいて行う手続きです。
銀行や信託銀行は相続手続きの専門家ではないため、手続きを行う中で直接介入できないものがあります。
▼銀行・信託銀行が介入できない手続き
- 委任状のない戸籍の収集
- 遺産分割協議書の作成代行
- 不動産の名義変更
このような場合、銀行や信託銀行から専門家に依頼することになるため、別途費用(二重コスト)が発生するとい推測されます。
- 口座の解約手続きを司法書士に頼むメリットは?
司法書士に”直依頼”するメリットとして、
亡くなった人の銀行口座解約の相続手続きの他に不動産の名義変更や株式の解約なども一緒に依頼できるという点があります。
当事務所では口座解約だけでなく、株の解約や不動産の名義変更にも対応しています。
相続の大部分をまとめて依頼いただけるので「負担が減った」と満足いただいてます。
このように、銀行や信託銀行が直接手続きできないものも司法書士なら対応できます。
依頼する側の負担も減って、更に費用が半額以下ならとても嬉しいですよね。
- 【休眠口座】調べないと数百万の損失になる?! -
ほとんどの人が複数の銀行に口座を持っています。
そのため、故人の全ての口座を相続人が把握できていないことも多々あります。
休眠口座(10年以上放置されている口座)は毎年1,200億円も発生していると言われています。
引用:内閣府政府オンライン
別の口座の存在に気付かなかった場合、数百万以上の損失になることも。
そのため、相続手続きを進める際には、故人がその他にも銀行口座を持っていなかったか調査することをおすすめします。
相続に強い司法書士の場合、複数の銀行へ口座調査を行ってくれるところもあります。
当事務所では、ご希望の銀行に「故人の口座は存在するか?」という調査も承っております。 特に大手銀行に関しては「把握していなかったけど存在した」というケースも多々ございます。 発見した場合の金額も多いので気になる銀行の調査はお任せください。
【亡くなった人の銀行口座を相続する注意点まとめ】
- 亡くなった人の銀行口座の相続に必要な書類は多く、個人で手続きするには手間も時間もかかる
- 銀行解約時の営業にそのまま乗ってしまうのは要注意
- 司法書士への相続手続きの依頼は銀行や信託銀行の半額
- 司法書士は亡くなった人の銀行口座の相続の他に不動産の名義変更なども一緒に依頼できる
- 故人の口座が他に無いか調べてもらうようにする
これらのポイントをしっかり押さえてプロに任せることでストレスなく相続手続きを進めることができそうです。
まずはお気軽に無料相談をご利用ください
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「詳しい費用を知りたい」など
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